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問題解決の力 大地のつくり

 

この日は、6年生が理科「大地のつくり」の最後の授業でした。これまでに、大地の中には地層ができていることや、地層がどのようにできるのかなどを学習してきました。前の時間には、わたし達がくらす各務原の大地に「火山灰の層」があることをつきとめました。この事実は、子どもたちに新たな疑問を生み出します。「なぜ、まわりに火山がないのに火山灰の層があるのだろう。」単元のまとめは、この問題を追究します。

各務原の大地に含まれる火山の噴出物の一つ「オレンジパミス」(パミス=軽石)を手に取って予想します。

「オレンジパミスは軽いから、風にのって降り積もったのでは。」「昔は火山があったのかも。」「流れる水のはたらきと関係あるのでは。」自分たちの疑問が学習課題なので、いろんな予想が出てきます。予想を検証するために、様々な資料を手がかりに考えます。

自分の考えを、班の仲間と交流します。「他にも木曽川に沿ってオレンジパミスが見つかっているから…。」「木曽川の上流には火山が…。」「御嶽山は数年前に噴火したから…。」「火山のはたらきというよりも、流れる水によって…。」

資料を手がかりに考えたことを、仲間とさらに交流することで考察も深まります。共通の資料や、単元で学んだことを生かして、「なぜ、各務原に火山灰があるのか」の謎に迫りました。納得できる結論に子どもたちも満足そうです。

このように、問題を見つけ、予想し、解決に必要な手立てを選び考察することを繰り返し、問題解決の力が身についてきます。

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