それで、どうしたらいい?

 

コスモスボランティアについて、以前紹介しました。実は大変なことが起きてしまいました。

プールの南側の花壇にベコニアとコスモスが混在しているのです。コスモスの種をまいてあったのに気がつかないままベコニアを植えたことが原因ですが、それを責めるつもりはありません。人生、この程度の行き違いは日常茶飯事です。コスモスボランティア隊長、副隊長を呼び、事情を説明した後に、こう尋ねました。「それで、どうしたらいい?」二人は、しばらく考えた後こう答えました。

隊長「コスモスを抜いて植え替えればいいと思います。」

副隊長「どうせなら、ビオトープに生えてきたコスモスのところへ植えれば・・・」

隊長「じゃあ、プランターに植え替えて、ビオトープの入口に置こう。先生、いつやればいいですか?」

教師「来週、懇談中の太陽の時間はどうかな。」

体長・副隊長「分かりました。そうします。」

今、子どもたちに求められているのは、こういう力です。言われたことを忠実に行うことも大切ですが、これまでの知識や経験を生かしながら、どう課題を解決していけばいいのか考えて結論を出す。これを子どもが行うからこそ、主体性が育まれるのです。ついつい大人は「○○してみたら?」と言ってしまいますが、ひょっとしたらその一言が子どもの主体性を奪っているのかも知れません。ご家庭でもこの言葉をつかってみてはどうですか「どうしたらいい?」