今どきの授業②(5年生)
先日、今どきの授業として「2年生の屋外音読」と「4年生のティーボール」の授業を紹介しました。今回は、5年生の国語と音楽の授業を紹介します。
▽音楽の授業(器楽演奏)
「新型コロナウィルス感染予防のため合唱や演奏はできないの?」よく聞かれる質問です。日本各地で感染状況が異なるため、一律にYesとかNoとかいうことはできません。しかし、感染状況を勘案しながら、マスクを着用して距離をとれば各務原市での合唱や器楽演奏の授業は可能です。5年生の実践がそれを証明してくれました。
授業の場所は体育館です。全員マスクをつけて3人1組で異なる楽器を分担して合奏します。写真は、練習前の打ち合わせ風景です。体育館を広く使いながら距離をとっています。先生はマイクを使って体育館中に聞こえるように話したり指示を出します。なるほど、こんな風に工夫すれば器楽演奏もできるのですね。
▽国語の授業(落語)
電子黒板を活用して子どもたちが落語の学習をしています。「古典芸能の世界ー語りで伝える」より
日本には、言葉だけで物語を伝える芸能があります。昔から多くの人を楽しませてきました。落語です。落語家は、声の調子や顔の表情や向き、手や体の動きなどをうまく使って、たくさんの登場人物を一人で演じ分けます。さらに、せんすや手ぬぐいを食べ物や日用品などいろいろなものに見立てることで、さまざまなしぐさを表現します。
電子黒板には、落語家の話や落語が内蔵されており、教師はボタン一つで映像による情報を伝えることができるのです。「今どきの授業」はすごいですね。