ベースボール型ゲーム

 

運動場を見ると、5年生がバットを振って野球をしています。

よく見ると、バッターの前に何やらボールを乗せるポールがあって、ボールをねらって打っているようです。

これは、野球ではなくて「ティーボール」というベースボール型ゲームです。野球やソフトボールだと、ピッチャーがボールを投げてバッターが打ちますが、ティーボールではポールの上に置いたボールをバッターが打ちます。

ですから、野球の経験が少ない子でも、バッターとしてボールを打つ面白さを味わうことができるようです。

守り方も野球とは違います。バッターが打ったボールを、守っている子が全員タッチ(投げ渡す)してホームに戻します。バッターは、ボールが戻ってくる前にホームに戻ってこれれば1点です。

こうすることで、守っているチームのみんながボールを投げたり受け取ったりする動きを経験します。

バッターは、ボールが戻ってくるよりも早くホームに戻るために、遠くに打ったり誰もいないところをねらったり工夫します。形もルールも違いますが、ベースボール型ゲームで身に付けさせたい技能は野球もティーボールも共通する点がたくさんあるようです。