4年生福祉体験学習(ボッチャ)
4年生が福祉の学習で、「ボッチャ」の体験をしました。講師は、各務原市社会福祉協議会の方です。
皆さんは「ボッチャ」をご存じですか?
ボッチャとは
ボッチャは、ヨーロッパで生まれた重度脳性麻痺者もしくは同程度の四肢重度機能障がい者のために考案されたスポーツで、パラリンピックの正式種目です。
ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに、赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げたり、転がしたり、他のボールに当てたりして、いかに近づけるかを競います。
①まず、白いジャックボールをコートに投げます。
②先攻のチームが第1投を投げ、続いて後攻のチームが第1投を投げます。
③赤と青のボールが、白のジャックボールから遠いチームが投げます。
④両チームが6投ずつ投げ終わった時点で、ジャックボールに一番近いチームの勝ちです。負けたチームの一番近いボールより内側にあるボールの数が点数になります。
上の写真の場合、ジャックボール(白)に一番近いのは青いボールなので、青チームの勝ちです。得点は、白に一番近い赤ボールの内側に青ボールが3つあるので、3-0で青チームの勝ちとなります。このルールの明快さが「ボッチャ」の魅力の一つです。
<作戦通りうまく投げられて喜ぶ子どもたち>
「ボッチャ」のゲームが終わると、感想の交流が行われました。
子どもたちの感想を紹介します。
・このスポーツは考えれば考えるほど楽しいスポーツだと感じました。ただジャックボールをねらうだけではなく、相手のボールをはじきとばしたり、ジャックボールの位置を変えたりしたら面白くなりそうだと思いました。やっている方も見ている方もドキドキワクワクしてとても楽しいゲームです。
・ボールがうまく転がらなくて5回とも負けてしまったけど、みんなで励ましあって協力してボッチャができて、とても楽しかったです。障がいをもった人はたくさんみえて、足が不自由だったり、うまく腕が動かせなかったりさまざまですが、目標を決めてがんばるこのゲームは楽しいと思います。パラリンピックの種目ももっと増えて、だれもが好きなことを一生懸命できるようになってほしいです。
・障がいのある方だけではなく、障がいのない人も楽しめるスポーツだと思いました。私は、これがパラリンピックの競技だと初めて知ったけれど、もっとたくさんの人のために障がい者の方ができるスポーツが増えて、ボッチャももっと広まっていくといいと思いました。
稲西っ子は、この体験を通して障がい者の方がすこしでもスポーツに親しみ、幸せな生活を送ってほしいと願っています。稲西っ子には確実に福祉の芽が大きく育っています。「ふくし」=「ふだんの くらしを しあわせに」です。