それは1通のメールからはじまります

 

緊急時引き渡し訓練を行いました。それは、14:40に送信された学校からの1通のメールからはじまりました。

大雨のため下校が困難であるとの想定での引き渡し訓練の開始です。引き渡し時間の14:50ごろから続々とお迎えの車が集まりました。グランドは車で混雑していましたが、授業参観の時の駐車方法が定着しているおかげでスムーズに車の入れ替えが行われました。駐車場係の職員不在の中、保護者の皆様の良識ある落ち着いた行動は特筆すべき姿です。

教室では、担任がお迎えにいらっしゃった方をお一人お一人確認させていただき、引取登録を確かめながらお子さまをお渡ししました。これは有事の際も同じです。学校で最も大切なものは、「子どもたちの命」です。登録された引取者の方にしか引き渡すことができないことをご理解ください。

引き渡しが進み、待機する子どもたちが少なくなると、お迎えの場所を変更させていただきます。これは、学校が状況を的確に把握し、最後の一人まで確実に引き渡すための工夫です。今回は図書室が待機場所となりましたが、待機場所をどこにするかはメールで連絡します。スマホや携帯電話を必ず携帯して学校へ向かってください。

今回の訓練は順調すぎるくらいスムーズに進行しました。しかし、有事の際はこんなにも順調には進みません。幼稚園・保育所・小学校・中学校をどう回るのか、人によって回る順が異なれば、それは車の渋滞の一因になります。勤め先から学校まで数時間かかることもあるでしょう。いろいろな場合を想定して、地域の幼稚園・保育所・中学校と連携しながら今後も引き渡し訓練を継続していきます。