「人権感覚」って何?

 

人工知能が台頭する21世紀を生きる子どもたちに必要な力の一つに、「人権感覚」があります。人権と聞くと、堅苦しいイメージがありますが、もっともっと身近で毎日ふれあっているものです。次の詩を読んでみてください。こんな子どもたちを育てたいと学校は考えています。

 

「人権感覚」って何ですか

それはケガをして 苦しんでいる人があれば

そのまますどおりしないで「大丈夫ですか」と

助け励ます心のこと

「人権感覚」って何ですか

それは悲しみに うち沈んでいる人があれば

見て見ぬふりをしないで「一緒に考えましょう」と

共に語らう心のこと

「人権感覚」って何ですか

それは偏見と差別に 思い悩んでいる人があれば

わが事のように感じて「そんな事は許せない」と

自らすすんで行動する心のこと

「人権感覚」って何ですか

それはすどおりしない心 見て見ぬふりをしない心

他者の苦悩をわが苦悩として

人間尊重のために行動する心のこと

詩集「光は風のなかに」(桑原 律)より

 

人権感覚には「学校」も「地域」も「家庭」も関係ありません。いつでもどこでも通用する、人としてのコミュニケーションツールです。学校と地域と家庭が三位一体となって連携しながら、人権感覚豊かな子どもたちを育てられたら…ステキです。そして近い将来、稲羽東小学校・稲羽西小学校・稲羽中学校が連携して、人権感覚豊かな地域「稲羽」を創りたいですね。(画像は本文の内容と関係ありません)