うまくできるかな? ~5年生 アイマスク体験~

   2017/06/19

6月14日(水)に、5年生が総合的な学習の時間に、アイマスク体験をしました。

事前に、視覚障がいについて学んだり、視覚障がいの方をどうガイドするとよいかを学び、今日を迎えました。

・ガイドする人は半歩前を歩く

・ガイドする人は自分の肘か方をもってもらう

・声をかけて誘導する

など、ポイントを確認して、いざ、出発。

「怖い!」「どこを歩いているの?」「もうすぐ階段だよ」「左へ曲がるよ」いろいろな声が聞こえてきます。普段歩いている場所も、見えな

くなると不安で、腰が引けている子も。

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家庭科室では実際の生活体験として、椅子に座ったり、コンロに火をつけたりもしました。

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また、給食時間には、アイマスクをつけて食べることも経験しました。

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感想を紹介します。

・「2cmの段差があるよ。」段差が近づくと、すぐにはどれくらいか分からず、ペアの子を困らせてしまうこともあったり、一人で歩く時はヨタヨタで、ペアの子を心配させたり。目が見えないだけで普段の日常がこんなにも大きく変わるとは思わなかったです。

・アイマスクをつけると、とても不安な気持ちでいっぱいでした。特に階段の上り下りや火をつけるときにとても不安な気持ちになりました。「あと1段だよ。」と教えてくれるととても安心しました。(略)この経験をしたから、支えがあるととても安心することがわかりました。

・給食を食べる時は、時計の位置で何がどこにあるのか教えてくれると、すぐにわかりました。でも、牛乳を飲む時は、ストローがどこにあるのかわかりませんでした。このような時はどうやって伝えればよいかを学習してみたいなと思いました。

・目の不自由な人は、音や臭いで火がついたかを確認できることがわかったのでうれしかったです。目の不自由な人は何もできないのではなく、たくさんできることがあるのだなと感じました。(略)もしも白杖を持っている人が「助けて」と合図していたら、その人に「何に困っているのですか。」と優しく聞いてあげられたらいいと思いました。今日の学習を生かして、少しでも力になってあげられるようにしたいです。

今後は、盲学校の先生のお話を聞いて、さらに学習を深める予定です。