愛のともしび事業(2年生)
本日11月1日(水)6時間目、「各務原市愛のともしび事業」の一環として、2年生が「(南三陸町の元副町長)遠藤健治さんと語る会」をzoomで行いました。(本校では、昨年から2年生がzoomを使って宮城県と各務原市をつなぎ、遠藤さんの講話を聴いています。)
遠藤さんからは、2011年3月11日に発生した東日本大震災によって受けた被害についてお話があり、多くの方が亡くなったこと、まだ見つかっていない方もいることを知りました。また、国が提示していた「次回にいつごろどんな地震や津波があるか」の予想をもとに、いろんな対策をとっていたこと、でもそれ以上の被害だったことで犠牲者が増えてしまったこと、そのために「住居は高台に」という方針で町を再建してきたことも話されました。お話が終わってから、代表生徒の質問に答えられました。「震災直後は職員もみな被災者だったし課題に翻弄(ほんろう)していたけれど、使命感や被災した人たちの期待感があり、がんばれました。」「災害の際にどう避難するかスキルを身につけてほしい。寝室の安全点検など日常生活を振り返って考えるだけでも減災できる。」「心の傷は癒えないが、多くの方に勇気を与えられたことや同じ思いをする人を減らしたいという思いから、講話などの活動を続けている。」「笑顔が少しずつもどってきたことがうれしい。仮設住宅が完成して避難所から引っ越しをされるときに「ありがとう」と言ってもらえたことが心に残っている。」と話されました。
生徒たちは、遠藤さんのお話が終わってから、真剣な表情で学習ノートに学んだことや感想を書いていました。貴重な出会いとなりました。ご家庭でも、話題にしていただけるとありがたいです。
(追伸:後期には「結い(みんなで助け合って大きな力にする)」という言葉を生徒たちに提示しております。これは、遠藤さんから教えていただいた言葉でもあります。)