2年生宿泊研修

 

11月15・16日と、2年生がトヨタ自然学校で1泊し、白川郷・郡上へ宿泊研修に出かけました。天候は晴れ・曇り・雨が目まぐるしく変わる山の気候でしたが、美しい紅葉の中で、岐阜の自然を満喫する体験ができました。

世界遺産の白川郷では、重要文化財の和田家や、山下家などを巡り、同じ向きに建てられたゆえんや、養蚕をしていた場所などの歴史や文化に触れました。展望台からは紅葉に包まれた合掌造りの集落を一望でき、遠く山々には雪肌が見られ、少し寒く感じられました。

宿舎となるトヨタ白川郷自然学校に到着したら、早速、ガイドさんに森の中を案内してもらいました。森を覆う植物や木々のこと、森ですむ動物のこと、雪崩などの自然災害のことなど、実際に目で見て、耳で聞き、自然の雄大さを実感しました。また合掌造りのかやの葺き替えで実際に使われている『ねそねり』という結び方を体験しました。自然の中で住む人々の知恵を感じました。ナイトハイクでは真っ暗な森の中を1時間程歩き、月の明るさや静寂を味わいました。

2日目は郡上踊り体験と、食品サンプル作り体験を行いました。郡上踊りでは、講師の方を招いて、夏の徹夜踊りで有名な『かわさき』『春駒』の練習をしました。サンプル作りでは、工房の方に手ほどきをしていただき、本物そっくりのレタスやてんぷらを作りました。水溶液状に溶かされた樹脂やろうを水にたらし、手で固めていくと魔法のように形が整えられ、『おーーー』という歓声があがりました。最後は、大滝鍾乳洞へ行きました。山の地下に何万年もかけて作られた洞窟の鍾乳石の美しさに魅了されました。

①学校生活の延長としての宿泊研修 ②思いやりの気持ちを大切にする宿泊研修 ③自然の雄大さや岐阜の文化を、目・耳・口・手・足で学ぶ宿泊研修 の目的を完全に達成できた2日間でした。