ここでしかできない体験 すずみんロボット教室

 

岐阜大学工学部の松下先生、大学院生の岩田さん、北村さんにお越しいただいて、「すずみんロボット教室」を開催しました。コミュニティスクール さくら学園の一環で、午前中に尾崎小、午後には那加第二小でそれぞれ開催しました。

尾崎小では、参加者は少なかったものの、その分中身の濃い講座となりました。

まずは、ロボットを動かすもととなるモーターについて学習しました。4年生の理科の学習で、モーターを使った実験を行っています。モーターを分解して、どんな仕組みで動いているのかを見てみました。

モーターによってパソコンなどから送られた命令に従ってロボットは動きます。

次に、3Dプリンターで簡単な図形を自分たちで描いたものをプラスチックで出力する実験です。4台も持ってきてくださいました。悩みながらも相談にのってもらいながら、図案を考えます。

考えが図形のデータを3Dプリンターに送り、しばらくすると動き出します。どのように出来上がってくるのか、興味津々です。

考えたとおりのものが出来上がって、満足気です。

続いて、産業用ロボットについて学習しました。決まった手順・位置で動かすプログラムによって動くものもあれば、「ダイレクト ティーチング」(直接教示)と言って、実際に人間が動かした動きどおりに動かす方法もあります。実際に自分たちが動かしたとおりにアームが動くと感動します。

また、福祉ロボットなどに使われている筋肉を動かす時に流れるわずかな電流に反応して動くロボットも体験しました。

実際に自分が手に力を入れるとアームが動きます。始めは恐々やっていましたが、慣れるとスムーズにアームを動かすことができました。

最後にAIについても学習しました。画像を覚えさせて、その画像を認識するとアームが動くようにプログラムされています。

普段の授業では体験できないような内容ばかりでした。参加した児童は、「3Dプリンターでつくったことが楽しかった」「筋電計でロボットのアームが動くのが楽しかった」とうれしそうでした。

今後も、どんなことができそうかを考えながら連携ができたらと考えています。楽しい教室となりました。