鵜沼中の3本柱の合唱と合唱への思いを引き継ぐ ~財産交流会~

 

3、4時間目に、全校で財産交流会を実施しました。各学年の歩みを確認するとともに、合唱を交流することをとおして進学や進級への決意を固めようとすることを目的に行いました。生徒会執行部が中心となり進めました。

1年生の発表からスタートしました。

「1年生憲章」を決めるために学年で深く考えたこと、キャンペーンをとおして自分たちの生活を、学年目標である「一歩」のように常に前進してきたことなどを代表生徒が語りました。披露した曲は「COSMOS」です。自分たちも宇宙の一部、大切な一人というメッセージを、バランスの取れた美しい歌声にのせて響かせました。

2年生は、「声」の学年目標の元、常に自分たちの生活の課題を見つけて、それを克服する取組を工夫しながら行い、自分たちの生活を高めてきたことを語りました。3年生に対しては「任せろ!」、1年生には「ついてこい!」と、最上級生になるという自覚を込めた力強いメッセージを伝えました。「群青」を披露しました。東日本大震災を体験した中学生と音楽の先生が、震災で友人を失った悲しみと全国に離れ離れになった仲間を想ってつくった曲です。曲に込められた思いを、表現豊かに一体感のある合唱で表現しました。

最後は3年生です。指示待ちだったところから、自分たちで仲間と共に考えながら取り組むことを大切にしてきたこと、また合唱についてはコロナ禍の影響で全くやらなかった状態から昨年度の途中からスタートしたことなど、決して順調に成長してきたわけではないことを語りました。披露した曲は、「聞こえる」です。世界中から聞こえてくる危機的な情景を前にして、何もできないことに葛藤する姿を表現しています。3年生らしい声量と美しい響きのある歌声で情感たっぷりに歌い上げました。

全校OPTで、互いの合唱を聴き合った感想を交流しました。これまで行ってきた全校OPTよりも多くの生徒が挙手をして自分の感想を伝えようとしていました。

・自分も先輩たちのように歌えるようになりたい。

・一人一人が心をそろえると、こんないいものができるんだと感じた。こんな思いをくれて、ありがとうございました。

・3年生の皆さんは、自分たちを引っ張ってくれるために頑張ってくれていたことがわかった。先輩としての意識を学ばせてもらった。

・1・2年生にはこれからも頑張って電灯を引き継いでほしいと思った。

など、一生懸命頑張ることのよさや、仲間と心を一つにして創り上げることの素晴らしさなどを感じ取っていました。

鵜沼中の伝統が合唱であると自信をもって言える、そんな素敵な財産交流会になりました。

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