「いのちの安全教育」を実施
昨日、「いのちの安全教育」を全ての学級で実施しました。自分自身、周囲の人たちそれぞれの大切な心と体をまもるために、どうするとよいかを考えるために行いました。
文部科学省で作成された動画を視聴しながら、時には仲間と話し合ったりしながら考えていきました。
心地よい距離感を、家族、友達、見知らぬ人でどう感じるかを小グループで交流する活動では、仲間の感じ方と自分の感じ方の違いに違いがあることを実感していました。だからこそ、自分の距離感を押し付けるのではなく、相手の感じ方や考えを尊重することが大切であることを学びました。
また、最近は、SNSやデートDVなど、生徒の身近なところに互いを傷つけあってしまう出来事が存在します。被害者にならない、加害者にならないためにどうするとよいかを、具体的な事例をもとに考えました。
最後に、大切な心と体を守るために、どうしていきたいかをじっくりと書きまとめていました。
一部を紹介します。
・自分の考え(距離感)を相手に押し付けないようにしたい。また、SNSなどの利用にも気をつけたい。
・自分も相手も大切にするということを大事にしていきたい。もし自分になにかあったら信頼できる大人に相談する。私は○○にはいっているので、ネットでの被害が一番身近だと思ったので、自分のことはあまり載せないこと、知らない人のことは安易に信用しないようにしてききたい。
・自分の心地よい距離と相手の心地よい距離感は全く違うことを知った。友達も自分も嫌な思いをしないために、お互いのことを知るために話し合うことが大切。SNSを信じすぎない。
・自分の意見だけ×、相手の意見だけ×、両方の意見を大切○ ことを大切にして過ごしていきたい。相手も自分も嫌だと思わないことで動いていきたい。自分が嫌だと思うことは伝えて、信頼できる人に相談したい。
・SNSでのやりとりをするときは本当に送っていいものか、投稿していいものかを考えて使えるようにしたい。
・大切な心と体を自分自身で守るために、SNSの使い方を親とはっきり決め、守ることが大切だと思う。また、性暴力はしっかりと断り、逃げ、大人に相談したい。
・自分がどれだけ仲がいいと思っていても、相手も同じ気持ちとは言い切れないから、相手が誰にしても一定の距離は保つようにする。また、もし被害に自分があったり、友達がされているのに気づいた場合は、なかなか言いにくいとは思うけれど、「悪いのは加害者」なのを忘れず自分も友達も守るために、口に出すことをおそれずやれたらいいと思った。
・周りに流されることが多かったので、もし性暴力をされそうになったとき、きちんと自分の意見を伝えられるようにしたいと思う。自分への気持ちも相手の気持ちも尊重して大切にする。
・相手にどう思われるか気にするのではなく、自分の意見をはっきり伝えられるようにしたり、相手の気持ちをしっかり受け止めたりできるようにしていく。
・これからいろいろな人と会う上で、相手との距離を考えたり、自分が嫌だと思ったら嫌だと言ったりして、よりよい関係をつくりたいです。また、友達の悩みや困りごとなどを聞いて少しでも守れるように周りの人に相談したいと思いました。
・体の距離や心の距離を考えてよりよい人間関係でいられるようにする。そのために自分の気持ちを大切にしながら、相手の気持ちも尊重できるようにする。大切な心と体を守り、誰もが心地よく生活できるようにする。
この学習で学んだこと、感じたことをぜひ大切にしながら生活したいです。