5年生 車いす体験 ~総合的な学習の時間~
5年生の児童が、2時間ずつかけて車いす体験を行いました。市の社会福祉協議会から、車いすをお借りしての体験学習です。
まずは、学校の図工室の中で、車いすの操作をしてみました。通路の間がかなり狭くて、思うように動かせませんでした。また、高い段差はどうするのだろうという疑問もわいてきました。
2時間目は、学校のいろいろな場所を使って、車いすを使っている方の介助の仕方を学びました。
数センチの段差でも、うまく車いすを操作しないと上がれません。車いすの後ろには、そうした時に使う棒が出ています。
少し慣れたところで、今度は坂になっているところや、高い段差、マットの敷いてあるところなど学校の中を使って体験してみました。普段何気なく通っているところでも、車いすに乗ると、段差や坂がとても気になるようです。特に坂のところでは、身体が前に傾くと大変怖く感じるため、背中側が低くなるように介助します。後ろ向きに下がっていきます。
また、高い段差も、先ほどの棒を使えば上がることができます。昇降口の上り口を使ってみました。
また、この尾崎小の校舎にも、車いすの方が一人でも上がれるようにスロープが設置されています。そこも使ってみました。
介助が終わったら、車いすに乗っている児童が感想を伝えました。
初めは、難しそうに感じていたようですが、徐々に慣れたようです。
手助けの必要な方がいれば、気付いて手を差し伸べられる。どんな人も幸せに暮らせるように、お互いにできることをする。そんな社会を生きていく子どもたちです。今から、そのために必要なことを学んだり考えたりしていきます。ぜひ、ご家庭でも話題にしてみてください。