ようこそ、先輩! 柔道パラリンピック藤原選手
東京2020パラリンピック柔道の52Kg級に出場し、5位入賞を果たした、藤原 由衣選手をお招きし、5・6年生がお話を聞きました。
藤原選手は、尾崎小出身で、今も尾崎にお住まいです。「久しぶりに歩いて来ました」とおっしゃっていました。
まず、パラリンピックの映像や写真、他の大会の映像などを見せていただけました。パラリンピックを見たという児童が何人もいました。
後半は、藤原選手の小学校の頃のお話や柔道を始めたきっかけなどについてお話ししていただきました。
小学校3年生から柔道と空手を始めた藤原さん、映画「風の谷のナウシカ」の主人公、ナウシカのように強くて優しい人になりたいと思って、柔道を始めたそうです。そんな小学生の頃の藤原さんの将来の夢は、画家、科学者、弁護士。いろいろな夢をもって小学生時代を送っていらっしゃったようです。
高校ではインターハイ出場をめざして厳しい練習に取り組んでいらっしゃいましたが、残念ながら県の予選で負けてしまいました。そこで、一旦柔道を辞められたそうです。20歳のころから目がだんだん見えにくくなり、視覚障がいがあると医師に言われたとのことでした。その時は大変ショックを受けたそうですが、少しすると、見えるうちにいろいろなものを見たいと思うようになり、障がいを受け入れて前向きに生活されるようになりました。
25歳の時に見た世界柔道がきっかけで、再び柔道に取り組むようになったそうです。そこから、パラリンピック東京大会を目指して練習をされたとのことでした。
5・6年生の子どもたちには、「一見ばらばらなように見えることでもつながっている。とても難しい困難にぶつかることもあると思いますが、必ず乗り越えていけるので、ぜひがんばってください。」とエールを送っていただきました。
クイズを交えながら、親しみをもって子どもたちに語りかけてくださり、5・6年生の児童も集中してメモを取りながらお聞きしました。
最後に、5位入賞の賞状やパラリンピックの公式ユニフォームやカバン、これまでに獲得したメダルを見せてくださいました。
あっという間の1時間でした。藤原先輩、ありがとうございました!