自分で考えて判断する力を! ~5年生情報セキュリティ出前講座~

 

5年生の児童を対象に、県のネット安全・安心ぎふコンソーシアムより、4名の方にお越しいただきて、情報セキュリティすごろく出前講座をしていただきました。

生まれたときからインターネットや携帯電話、スマートホンが当たり前にある子どもたちですが、その使い方・付き合い方を考えていくことが便利に使いこなすことにつながっていきます。

まずは、インターネットのよさから考えてみました。

・知りたいことがすぐに調べられる

・SNSなどで人とふれ合える

・離れた人とも電話やLINEなどで連絡できる

・ゲームができる

・勉強できる  ・・・・など班で話し合っていろいろな意見がでてきました。

子どもたちからも、正しく使えば便利だけど、人を傷つけたり自分が被害にあったりとトラブルの原因にもなるとの考えもでてきました。自分や周りの人を守るためにネットの正しい使い方を学ぶことを、この学習の課題として確認しました。

続いて、国や県のデータから、今の小中高校生の実態やトラブルの内容などをお聞きしました。

自分の携帯やスマホを持っている小学5年生は、岐阜県では約40%です。そのうちの約6割はフィルタリングをしていますが、残りの4割はしていません。また、家庭でスマホやインターネットを使用する約束やルールを決めているのも約6割です。ネットに依存していると考えられる児童も増えています。

身近に起きるネットトラブルは、子どもたちもおおよそ予想がつけられました。ニュースなどでも時々報じられているように、個人情報をのせてしまったり、無断で写真などを公開してしまったり、いじめにつながることも起きています。課金や、学校生活にも影響が及んでいる場合もあります。

そうしたトラブルを防ぐには2つあります。フィルタリングとルール作りの3原則です。3原則は、

①使う前にルールを決める

②家族みんなで話し合ってルールを決める

③定期的にルールが守れているかチェックして見直す

です。さらに、万が一トラブルに巻き込まれたら、信頼できる大人に連絡・相談することの大切さも教えていただきました。

だからこそ、自分で考えて自分で判断する力をつけることが必要だと講師の先生もおっしゃっていらっしゃいました。

続いて、すごろくをしながら、正しい使い方を確認しました。

ゲームをしながら、「ながらスマホ」の悪影響や、情報を見極めることの難しさを実感し、楽しみながらも大切なことを学ぶことができました。

ぜひ、今回の学習をこれからの生活、ネットとの付き合い方に活かしてほしいと思います。