6年生が「命の授業」を受けました。
11月12日(金)に、各務原動物病院の獣医 武田先生にお越しいただいて、6年生が「命の授業」を受けました。
まず始めに、ご自分の経歴を紹介され、なぜ獣医になったのかその理由を教えてくださいました。ご自分が飼っていたペットの犬を診療してくださる獣医さんのことを心の底から「凄い。」と感じ、尊敬するようになって自分も獣医を目指すようになったとのことでした。
そしてその後、獣医になってからのいろいろな話を聞かせて下さいました。様々な動物の病気やけがの治療のこと、動物の出産を行ったり死を看取ったりすること、飼い主のことなど・・・。また、人間の医者は、麻酔をする人、レントゲンなどの機械を扱う人、手術する人、薬を出す人などが分かれていて分業しているけれど、獣医は全て自分でやらなければいけないから、そういう大変さがあることなども教えてくださいました。
中でも、出産の時の話や死を看取る時の話には、児童は真剣な眼差しで聞き入っていました。やはり「命」に接している方の話には大変な重みがありました。とてもいいお話が聞けました。
その後、「ぜひ、みんなに覚えていてほしい言葉がある。」と言われて、次のような言葉を下さいました。
「今という時間を大切にして、一生懸命に勉強してほしい。自分を高めてほしい。そのことが、自分の可能性を開くことになるから・・・。」
武田先生の熱い思いを感じる言葉でした。
その後、質問タイムがあり、数人の児童がいろいろな質問をしました。
「獣医さんになって一番嬉しかったことや悲しかったことは何か。」「今まで一番大変だったことは何か。」「休みの日や夜中に電話がかかってきた時はどうするのか。」など、6年生らしい素晴らしい質問ばかりでした。それに対して、武田先生は、一つ一つ大変丁寧に答えて下さいました。武田先生の「命」を大切にする優しいお人柄がにじみ出ていました。
武田先生、大変貴重なお話をありがとうございました。