虫歯にならないために ~3年生歯磨き教室~

 

3年生の児童を対象に、歯磨き教室を行いました。歯科医の金光先生、歯科衛生士の大鹿先生を講師にお迎えしました。

まず、金光先生からどうして虫歯になるのか、お話ししていただきました。

子どもたちに質問しながら話を進めてくださいました。

虫歯菌、食べ物(特に砂糖)、歯の質、時間が虫歯になるポイントとなるものです。ミュータンス菌は夜に活動するので、食べかす(プラーク=歯垢)を歯磨きでしっかり落とすことが大切です。また、普段口にしているお菓子や、特にジュースにたくさんの砂糖が入っていることを教えていただき、あまりの多さに、子どもたちもびっくりしていました。ショートケーキにはスティックシュガー約8本分に対して、スポーツドリンクには18本分が含まれているそうです。

また、永久歯が生えてきてから2~3年は柔らかく弱いので、特に生え変わってからの手入れが大切です。フッ素やキシリトールなどがよいことも学習しました。さらに、食事から食事の感覚をしっかりとあけることで、再石灰化が進み、虫歯から守ってくれるそうです。規則正しい生活が大切だと学びました。

子どもたちは、興味津々で身を乗り出しながらお話を聞いていました。

後半は、大鹿先生から歯ブラシの使い方を教えていただきました。

歯ブラシは1ケ月ごとに交換したほうがよいそうです。口の中の汚れはおしりよりも汚いと聞くと、「えー?!」

どこを磨くかによって、適切な歯ブラシの向きや使い方があります。つま先、脇、かかとを上手に使って1か所10回くらい軽い力で小刻みに動かすことがポイントです。

また、唾液がよくでるようにすることも虫歯予防には大切です。そのために、「あいうべ体操」を教えていただきました。その前に、ストレッチをしたり鼻呼吸をしたりして、身体をほぐしておくこともよいそうです。

口を大きく動かして、表情も大きく動かすことで、唾液がでやすくなります。また、下を口の中で回すこともよいそうです。

1日30回くらい「あいうべ体操」をすることが効果的です。ぜひ、お家で実践していただきたいです。

楽しく学ぶことができました。これを活かして、歯を大切にしていきましょうね。