6年生を送る会

3月9日,緊急事態宣言で延期になっていた「6年生を送る会」を行いました。

この会を開くにあたり,5年生児童・職員共に「今年度は何ができるだろう。」と考えました。「Zoomで中継はどうだろう?」「各学年でプレゼントを作って教室に届けに行こうか?」

六送会実行委員の子どもたちを中心とした話合いの末,次のような形式で行いました。

前半は縦割りグループでの「たて遊び」です。お世話になった6年生に感謝の気持ちを込めてゲームで遊んだり,メッセージカードを渡したりしました。温かい雰囲気の中,6年生も他の学年の子どもたちも笑顔になりました。

    

後半は,各学年の子どもたちから,事前に録画した動画でメッセージを伝えました。「そうじでお世話になったこと」を1年生が,「登校,下校でお世話になったこと」を2年生が,「たて遊びでお世話になったこと」を3年生が,「クラブでお世話になったこと」を4年生が,そして「委員会でお世話になったこと」を5年生が伝えました。6年生ひとりひとりの名前を気持ちを込めて呼びながら,感謝の気持ちを伝えました。6年生は,一人あたり合計5回名前を呼ばれたことになります。これを見る6年生の表情は本当に穏やかで,会場となった体育館も温かさで包まれました。

六送会実行委員の5年生が制作した「6年間の思い出スライドショー」。これを大きなスクリーンで上映もしました。入学式から今までの思い出を振り返る中で,時折笑い声なども聞こえ,6年生は思い出に浸りながらスライドに見入っていました。

この「6年生を送る会」の当日を迎えるまでに,各学年が工夫を凝らし,そして心を込めてメッセージや似顔絵,飾りを作ってくれました。

コロナがなければ5年生の大編成で行う予定だった合奏は,リコーダーや鍵盤ハーモニカの数を極力減らし,十分な距離をとって行いました。そして,6年生の入退場時に「威風堂々」を演奏しました。

「伝統の引き継ぎ式」では,那加一小の「四つの伝統」である「あいさつ」「ボランティア」「そうじ」「歌声」をこれからも大切にしていくことを確かめました。この様子は,後日全校へ放送する予定です。

最後に,6年生全員の,「ありがとうございました。」の声。自分たちのために素敵な会を開いてくれた全校の仲間に対する心からの感謝の声に感じました。本当に心温まる会となりました。