健康と命について考える ~2年生「がん教育」~
2人に1人がかかると言われているがん。学校現場でも健康教育の一環として「がん教育」を実施し、がんについての正しい知識を身に付けていくことが求められています。東海中央病院でがん看護専門看護師として勤務されている、住田 俊彦様にお越しいただいて、「がんと付き合いながら今を生きる」という内容で、2年生生徒を対象に講話をしていただきました。保健体育の授業でも、生活習慣病の一つとしてがんについて学んでいます。
住田さんから、前半はがんがどのような病気なのか、データをもとに話していただきました。がんは科学や医療の発達により、罹患率は10年以上横ばい、亡くなる方は減少が続いており、生存率も多くの部位で上昇傾向にあります。がんの発生要因や予防についても教えていただきました。何より、定期的な検診で早期発見がポイントとのことでした。
後半は、がん患者の方の家族会の写真などを見せながら、がんと向き合いながら家族や友人と一緒の時間を楽しく生き生きと過ごされている様子について語っていただきました。笑顔があふれ、その瞬間を大切にされていることが伝わってきました。
代表して2名の生徒が質問をし、それに答えていただきました。
改めて、命や健康の大切さ、「生きる」ことについて考える時間となりました。