南三陸町での体験を全校に伝える ~「愛のともしび事業」参加報告~

 

各務原市の「愛のともしび事業」は、各務原市医師会と各務原市小中校長会が提携して医師会の全面支援のもと実施してきた、東日本大震災で大きな被害にあった宮城県南三陸町との交流活動です。2013年より教職員や市内の中学生を派遣したり、Zoomで現地と結んでお話を伺ったりしてきました。新型コロナの影響を受け、ここ数年は派遣をストップしていましたが、今年度、久しぶりに市内の中学校の職員と生徒が南三陸町を訪れて、さまざまな体験に取り組んできました。

本校からも2年生生徒と職員1名ずつが参加しました。参加生徒が、今日のお昼の放送でその活動について全校生徒に報告をしました。

震災遺構として残された建物や車などの写真を見せながら、参加しようと思った理由や、体験の内容と体験をとおして感じたことや学んだことなどを語りました。

防災訓練実行委員のメンバーとして、今後の活動に活かせることを得たいと思い、参加したとのことでした。

実際に今も残る被害を示すものを目の当たりにして、改めて当時の津波の破壊力やそれによる被害の大きさを実感したそうです。また、写真で見るのと実際に見るのとでは印象も全く異なり、行ったからこそ感じられることも多くあったと伝えていました。

本校でも、今年度初めての引き渡し訓練を12月に実施します。いろいろなことを「想定」して備えることにつなげていきたいと考えています。