互いに歌を披露 ~2年生とかかみがはら支援学校との交流~

 

かかみがはら支援学校の中学部の生徒たちと2年生の生徒たちが交流する機会をもちました。今回は学年の生徒たちが支援学校へ出かけて、合唱を聞いてもらう機会としました。歩いて向かう途中には、「初めて入る」との声も聞かれました。

講堂に入ると、プログラムが掲示されていました。

 

司会は本校の生徒が行いました。はじめの言葉では、「このような機会をつくってもらえて、光栄です。お互いに練習してきた成果を発表します。鵜沼中のみなさんは支援学校のみなさんが発表しやすい環境をつくりましょう。」と語りました。

まずは、本校の2年生の生徒たちがこれまで練習してきた「YELL」を合唱しました。これだけ多くの人が歌う合唱は初めて聞いたという支援学校の生徒たちも多かったようです。

次に、中学部の1年生のみなさんが、「友達はいいもんだ」と「on happy day」を手話をつけて歌いました。続いて、2、3年生のみなさんが、「世界がひとつになるまで」を手話をつけて歌いました。「on happy day」を歌う前に、「みなさんも一緒に手拍子を」と代表生徒が呼びかけ、みんなでリズムにのって聞きました。「世界がひとつになるまで」も、アニメに使われていた曲で、知っている生徒もいたのか体を揺らしながら聞いている生徒もいました。

感想交流では、挙手をして積極的に自分の感想を伝える生徒がいました。

「全員の個性が出ていて、いい合唱だと思いました」、「手話も使って、全身で表現しているのがすごいなと思いました。貴重な交流の機会をつくってもらい、ありがとうございました。」、「手拍子や手話など、全員でできる合唱ですごいなと思いました。ありがとうございました」、「個性が出ていて、楽しい合唱になっていたと思います。いい機会になりました」などと述べていました。

支援学校の代表生徒も感想を伝えました。「来てくださって、ありがとうございました。162人の人が歌う合唱は迫力があって、感動しました。女の子たちはきれいな声で、男の子たちは重低音がすごくよかったです。また来年も交流ができたらいうれしいです。これからもずっと、よろしくお願いします。」

学年主任からは、「こうしたできたつながりをこの先もずっと大切にしていきたいと思います。いろんな方法で気持ちが伝えられると改めて実感しました。これからもよろしくお願いします」と伝え、支援学校の生徒から「ずっと」をあらわす手話を教えてもらいました。鵜沼中の生徒たちも「ずっと」を手話で伝えました。

退場する際には、支援学校の生徒のみなさんが花道をつくり見送ってもらいました。本校の生徒たちも手を振って応えている生徒もいました。

今回は学年単位での交流を行いました。実際に会って、触れ合うことで、互いのことをよく知り理解し合うことができます。同じ年代の子どもたちです。今後も交流の機会を増やして、共に地域を、各務原を創っていく一人として、互いに支え合うことができるように願っています。