南三陸町での体験を全校に広げる ~「愛のともしび事業」報告会~
秋季休業日を利用して、各務原市の医師会と校長会の事業(「愛のともしび事業」)で東日本大震災の被災地である南三陸町を2泊3日で訪れて、さまざまな体験等を行った生徒が、全校生徒に向けて報告会を行いました。各学年の生徒たちも、南三陸町で震災当時に副町長をされていた遠藤さんのお話を、それぞれが1年生のときに聞いています。実際に足を運んで、見たこと、聞いたこと、感じたことなど、写真も見せながら、全校放送で伝えました。
今も残る当時の建物や、そこに津波がどのあたりまできたのかを書き込んだものを見せたりしながら、改めて震災当時の被害の大きさや、その驚きを伝えていました。また、漁業の手伝いをした体験から感じた漁業の大変さや、復興に向けて震災直後からさまざまな取組をおこなってきたことなど、足を運んで体験したり直接詳しく話をきいたからこそわかったことなど、話してくれました。
どの学級でも生徒たちは、画面を見ながら真剣に聞いていました。
最後に、全校生徒へのメッセージを伝えました。一つ目は、いつ災害がおこるかわからないからこそ、命を守る訓練などを「自分ごと」ととらえて参加してほしいこと、もう一つは、「防災対策実行委員会」を学校で立ち上げるので、ぜひ参加してほしいということです。これまで、「防災訓練実行委員会」が活動していましたが、それよりも一歩進めて、「防災対策」を考える仲間を募集したいと呼びかけました。
「自分の身は自分で守る」ために、自分ができることを考えて行動するチャンスにしていきたいです。