修学旅行で見る視点が増えた ~吉本興業事前オンライン講話~
3年生の生徒が、修学旅行で観劇する予定の吉本興業で働く方とオンラインでつないで、事前学習として講話をお聞きしました。お話ししていただいたのは、なんばグランド花月で舞台監督をされている 前田 拓也 様です。かまいたちやアインシュタイン、見取り図、ゆりあんレトリィバァなど、よく知っている芸人を担当したり、全国ツアーを担当したりされています。
前田さんは元々芸人志望でNSC(吉本総合芸能学院)の25期生でした。卒業後は芸人をされていたのですが、裏方のアルバイトを始められ、その3年後に舞台監督に就任されたとのことです。舞台監督になられるまでの経緯や、舞台監督としてどんなことをされているのか、その中でどんなことを大切にされているのか、どんなことを感じながら仕事をされているのかなど、詳しく話していただきました。また、実際の舞台準備の様子を動画で見せていただきました。
演者の思いを大切にされたり、面白く楽しいだけでなく安全面にも気を配ったりしながら仕事をされていることも教えていただきました。3年生は、メモをとったり、じっと考えながら聴いたりしていました。
その後の質疑応答では、芸人をあきらめて裏方の仕事を選んだ時の思いや、一番大変だった仕事、裏方のよさなど、興味をもったことを進んで質問していました。また、一番印象に残った芸人や、これから大切にしたいことなども教えていただきました。
最後に代表生徒からお礼を伝えました。その中で、「舞台も楽しみだけど、それだけではなくて裏方の仕事のことも考えながら見たい」と伝えていました。見えるところばかりでなく、それを支える人や仕事のことにも関心がもてたようです。修学旅行の楽しみがさらに増えました。