校則について考える臨時生徒総会

 

これまで各学級で話し合ったことをもとに、全校で靴と靴下の校則を変えることについて考えました。

はじめに、生活委員長から校則を変える理由とその意味について提案しました。

校則を変えるにあたって、自分で考える力や状況に応じて判断する力を身につけてほしいと願っていること、社会に出た時に、それらが必要な力であることを説明しました。しかし一方で、下校時刻や登校時の服装、キーホルダーなど、正しく判断することができていない姿があることも現状であることを伝えました。各学級での話し合いでも、細かくルールを決めた方がいいという意見もあったが、それでは自分で判断する力がつかないと全校に投げかけました。

こうした課題を解決するためには、ルールをしっかり守ることが大切、自分で考えて正しく判断するようにすればよいといった意見が出ました。

自分で正しく判断するにはどんなことが大切かと司会者が質問すると、

、ルールを再確認することが必要

・学級などでルールを確かめ合うことが大切

・できていないことをダメと言えるようになればよい

といった意見がでました。

さらに司会者が、ルールを知らないことが原因なのか、自分の都合のいいように解釈するのが原因なのかと全校に問い返すと、

・安心・安全のためのルールなので、指摘されたらそこで直すことが大切

・わかっていてもできていない。周りで声を掛け合う雰囲気をつくり、注意されたらそれを受け入れて変えていくようにするのが一番いい

・自分で解釈してしまっている。周りが声を掛けて、ルールの意味を教えたり注意をしたりする

などの意見がでました。

靴・靴下のルールを変更することについては、賛成意見、反対意見両方がでました。

賛成意見では、

・日常から判断する力を身につけることができる

・現状を考えると変更しない方がいいかもしれないが、でも、それでは社会に出た時に判断できない。だからこそ、変更して判断できるようにすべき

・ルールを守れていない人に周りがどう対応するかが求められている。靴や靴下が自由になることで、個性が尊重され、自分の意見が言いやすくなるのでは。

反対意見では、

・呼びかけても直さない人がいる。ルールを守らない人がいる。そんな中で変更したら、学校全体が悪くなるのでは。

さらに、

・ルールを緩めることで、甘えの気持ちが出る人もいる。もう少し守れるようになってから変えるのがよいのではないか

といった意見もでました。

話し手に体を向けながら、どんなことを伝えたいのか真剣に一生懸命聞きとって、自分の考えにつなげたり深めたりしている生徒が多くいました。

今日の話し合いをもとに、執行部が意見をまとめて、提案することになっています。

自分たちの生活のことを一生懸命考えることができた時間でした。今後の動きが楽しみです。