８月31日（木）と９月１日（金）の２日間、パラ水泳の日本代表キャプテンも経験された、近藤　薫さん（岐阜協立大学　学生）にお越しいただいて、すべての学級が一緒に水泳を体験しました。この学習は、基本的人権を尊重し、主体的に自己の生き方を考える生徒を育てるために、「ひびきあい活動」の事前学習として実施したものです。実際に近藤さんと一緒に活動したりお話をしたりするなかで、近藤さんの生き方人柄に触れ、自分らしい生き方をすることの素晴らしさを感じとってほしいと願って計画しました。

31日朝活動の時間を使って、学校にお越しいただいた近藤さんご自身から、Zoomを使って全校生徒へ自己紹介をしていただきました。近藤さんは胸から下に障がいがあり、車いすを使って生活しています。

その後、２日間とも１～４時間目に、各学級の水泳の学習に一緒に参加していただきました。

バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎ、クロールと腕だけで力強い泳ぎをされています。また、「腕だけ伏せ」も見せてくださいました。

生徒たちと一緒に泳いだり、泳ぐポイントをアドバイスしていただいたりする中で、生徒たちも質問したりして自然に触れあいながら学習していました。

また、普段トレーニングで使っている負荷をかける道具（パラシュート）ももってきてくださいました。実際に生徒たちもつけて泳いてみると、「全然、進まん！」とびっくり。

また、バタ足をせずに泳ぐことにも挑戦。足を使わないことで下半身が沈んでしまい、何度か足をついて止まってしまう生徒も多くいました。

授業後にも質問をしたり話しかけたりして、近藤さんからいろいろなことを吸収しようとしていました。

自分の好きなことや自分の得意なことを見つけて、生き生きと活動する近藤さんの姿に、大いに刺激を受けた生徒たち。近藤さんに聞いてみたいこともたくさんわいてきたようです。

12月にも学校へ来ていただいて、今度はじっくりとお話を聞く予定です。