きっぱりと断ることが大切 ~3年生「薬物乱用防止講座」

 

学校薬剤師の長谷川先生にお越しいただき、3年生を対象に薬物乱用防止講座を開催しました。薬物と聞くと、覚せい剤や大麻などの麻薬をイメージしますが、危険ドラッグや、最近は市販の薬などでも中毒症状を起こすことがあり、問題になっています。具体的な事例をもとに、お話ししていただきました。

「1回ぐらいなら」「ちょっとぐらいなら」と甘い誘惑に負けてしまうと、中毒症状を引き起こし、体や心、そして脳に大きなダメージを受けます。

中毒を起こすものの中には、たばこもあります。たばこも、12歳~13歳だと軽いたばこでも1日2~3本ずつ、2週間吸い続けると、そのうちの4分の1の生徒はたばこをやめられなくなるそうです。

カフェインも中毒症状を起こすことも教えていただきました。最近はカフェインを含む清涼飲料水が若者に人気です。しかし、これも飲みすぎると、中毒症状を起こします。

また、市販の薬や処方薬を、適正な量を超えて大量に摂取する「オーバードーズ」も最近は問題になっています。「薬物」というと、自分には関係ないと思いがちですが、生活の中に私たちの身近なところにもあります。正しく知ることで正しく判断することにつなげることが大切です。

最後に、もし、友達や大切な人が薬物を使っていたらどうするかと問われました。やめるように説得すると答えた生徒が大半、警察に連絡するという生徒もいました。一番いいのは、警察に連絡することだと教わりました。

甘い誘惑も、きっぱりと断る、そんな判断力と行動力が必要です。