点字を体験 ~5年生総合的な学習の時間~
今日は、各務原市点字サークル「あけぼの会」の3名の方にお越しいただいて、5年生の児童が点字体験を行いました。
エレベーターや駅など、普段の生活の中でも点字が使われている場所が増えつつあります。5年生の児童が先週行った、盲導犬と生活していらっしゃる方の講話でも、トランプに点字が書かれているものを実際に触っています。
実際に、点字の仕組みを学習して言葉や文を打つ体験を行いました。
点字は6つの点からなっています。また、点字で書き表す際のルールについても学習しました。
6つの小さな点の集まりです。点の位置が一つ違うだけでも違う文字になってしまいます。児童は、間違えないようにお手本をよく見ながら打っていました。
早く打てた児童は、自分の名前や短い文を打つことにも挑戦しました。自分が打った文字を正しく読んでもらえるか、ドキドキしながら見せていました。
また、本の2ページ分を点訳したものも一人一人に配っていただけました。昔は、今日児童が体験したような点訳機を使っていたそうですが、今はパソコンで点訳ができるそうです。随分助かっているというお話も伺いました。
質問に答えていただいたり、感想を伝えたりもしました。
「もっと難しいかと思っていたけれど、やってみたら簡単にできた。」
「点を打つのに力がいったので、長い文章などを打つのは、本当に大変だと思う。」
視覚障がいのある方の生活を手助けする点字です。町には、点字ブロックもあります。あけぼの会の方からは、最後に、「点字ブロックは目の不自由な方にとってはとても大切なものです。だから、点字ブロックの上に自転車等を置いたりしないでね。」とお話がありました。お互いが暮らしやすくなるように気遣いをすることは大切なことです。この点字を学んだことで、自分の周りにいる人たちのことを考えるきっかけになればと思います。