ひびきあい集会
12月10日(火)
元パラリンピック選手の廣瀬誠さんを講師に迎え、体育館で講話をお聞きしました。
廣瀬さんは高校生の時に病気になり、視力が0.01まで低下し高校卒業後、視覚障害者柔道に転向しました。
廣瀬さんは、2004年アテネパラリンピック柔道男子60㎏級に出場し銀メダルを獲得し、その後もパラリンピックに出場を続け、2016年リオパラリンピック柔道男子60㎏級で銀メダルを獲得し、現役を引退されました。
『一度きりの人生 どうせだったら楽しもう!』をテーマに「視覚障害について」「視覚障害柔道競技について」「夢に向かって努力すること」の3つの内容についてお話されました。
視覚障害になったことで得たことが2つあるそうです。1つは「感謝の心」です。今ある全てのことはあたりまえではないことに気付き、どんなことにも感謝の気持ちをもてるようになったそうです。もう一つは「人生を楽しむ」ことです。「そのうち、いつか」と思っていると、できなくなってしまいます。そうならないためにも、とにかく「挑戦」する気持ちをもつことで、いろいろなことを楽しむことができるようになったそうです。
最後に、「夢に向かって努力すること」は目標をもち、計画をたててみること。特別に時間を作るのではなく、無駄な時間を目標のために使うこと。そして、まだ夢がないならば、「コンフォータブルゾーン(快適な空間)」から抜け出す勇気をもって欲しい。そうすることで、新たな経験ができるはず。その経験の中での負けは失敗ではなく、あるのは話のネタと教訓のみだと熱く語ってくださいました。
今回の講話をきっかけに、生徒たちが勇気をもって様々なことに挑戦し、一度きりの人生を豊かで楽しいものにできることを願っています。