お年寄りの気持ちが感じられたかな? ~5年生高齢者疑似体験~

 

9月29日、30日の2日間に分けて、5年生の1組、2組それぞれの学級が高齢者疑似体験を行いました。今年度も5年生は総合的な学習の時間に、福祉の学習を行っていきます。しかし、コロナの影響でさまざまな体験活動がこれまでできていませんでした。今回は、各務原市社会福祉協議会のご理解とご協力のもと、活動を行いました。

高齢になると、身体にどんな変化が訪れるかを考えるところからスタートしました。目が見えにくくなる、腰が曲がる、耳が聞こえにくくなる、などさまざまな意見がでました。そうした変化を、装具をつけることで体験して、どんなことが不便になるのかを実感するとともに、周りのご高齢の方に対してどのように接するとよいかを考えるきっかけとしました。

まずは、装具をつけます。

膝やひじが曲がりにくく、座るのも一苦労です。

階段の上り下りや廊下を歩くことなどもしました。一人が高齢者の体験、ペアの児童が介助者の体験です。自然と手をとったり、手を添えたり、声をかけたり、そんな姿が見られました。

理科室では、机の上に置いてあるクリップを5個とって、ペットボトルに入れました。軍手をしている手では、なかなか小さいクリップが拾えません。苦労して入れていました。

教室では、自分の席に座り、紙に書いてある指示に従って文字を書きます。しかし、白く見えるゴーグルでは、黄色の文字が読めません。これは白内障の体験です。

いろいろ体験してみた後に、装具を外すと、「身体が軽い!」「やっと動ける」

普段、お年寄りの方々はこのような生活をされています。若い頃とは違う自分の身体にもどかしさや悔しさなどを感じている方もあるかもしれません。そんな方々に、今の自分たちがどう接するとよいかを考える、よい機会となりました。