6年生 南三陸町 遠藤健治さんの講話を聴きました
3月1日(金)は、「愛のともしび」事業として、宮城県南三陸町とZoomでつないで、講話を聴きました。
講師は、昨年度もお話を聞いた、もと南三陸町副町長の遠藤健治さんです。遠藤さんは、2011年の東日本大震災を経験され、津波の被害で多くの知人を失いました。しかし副町長として、震災後の復興に努力された方です。
今回の講話では、震災後の復興に向けて。環境保全の国際認証を目指していることや、生態系を守るための条約登録を目指していることを話してくださいました。
仮設住宅について、住んでいる方たちで新しいコミュニティを築こうとするお話からは、遠藤さんが町民の方を大切にしていることが伝わってきました。
6年生のみなさんは、とても静かに、熱心に遠藤さんのお話を聞いていました。メモを取る手が忙しく動いていました。
昨年度の講話で、大震災を経験された大きな苦労を知りました。今年の講話では、その震災を越えて、明日に向かって「環境にやさしい町づくり」をする遠藤さんの前向きな生き方を知ることができました。
講話のあとの代表のみなさんの感想では、
「遠藤さんが、どんな思いで活動をしてきたのか、知ることができてよかった。」
「町民のみなさんのことを考えて、強い志で取り組んでいたのですごいと思った。」
「南海トラフに備えて、自分の命を守るために、家に帰って確認をしたいと思った。」
「自身はつらいものだけど、私も前向きに生きていけるようにしていきたい。」
「これからどうしていくのかということを、また一つ学ぶことができました。」
「遠藤さんのお話を聞いて、一日一日、一瞬一瞬を大切にすごしたいと思いました。」
など、前向きに生きる遠藤さんから学んだことをお礼として伝えました。
最後に遠藤さんから6年生のみなさんにメッセージをいただきました。
「みなさんはこれから、新しい出会いをしてくと思います。その一方で、思いがけない苦難や災害を経験することもあると思いますが、そんな中でも、決してくじけない、あきらめない強い気持ちと、共に支え合う思いやりの心をもって、前を向いて上を向いて歩んでいってほしいと思います。必ずその時には明るい未来が待っています。これからのみなさんの活動を応援しています。」
遠藤さんの生き方を知り、自分の生き方につなげていく学習になりました。遠藤健治先生、ありがとうございました。