東日本大震災の津波被害から学びました
12月7日(水)、4年生、5年生、6年生のみなさんが、東日本大震災の震災被害について講話を聞きました。
これは、各務原市の「愛のともしび事業」として、実施されたもので、那加三小でも実際に復興支援のために南三陸町に行った先生もありました。
今回は、南三陸町が大変な津波被害を受け、その被害を体験された遠藤健治さんのお話をオンラインで聞くことができました。
遠藤健治さんは、南三陸町で副町長在任中に震災に遭い、津波被害を体験され、その後の復興に尽力されました。
遠藤さんが、町役場の屋上で想像を超える津波を体験された話をしてくださいました。そのときの子どもたちは、驚くような恐れるような特別な表情でした。
津波の被害で、大切なものや、大切な人が、一瞬で失われてしまうお話は、考えたこともないことでした。
遠藤さんがつらい思いをしたことを、それでもなお、話してくださることに、どうしてだろうと思ったみなさんもありました。のちの質問が生まれました。
体育館には、5年生、6年生がオンラインで参加していました。4年生の皆さんは教室の大型モニタで遠藤さんの講話を聞きました。
4年生のみなさんにとっては、知らないことがたくさんあり、熱心にキーワードをメモしていました。
担任の先生が、黒板に掲示をしたり、大切なことを書きとめたことで、より分かりやすく学ぶことができました。
「災害を正しく恐れる」という言葉が、心に残りました。災害も自然の一部であり、それを受け入れてどうすべきか考えることが大切だと思いました。
「自分の命は自分で守る」。遠藤さんから災害の体験を聞き、防災を学び、復興への気持ちを知ることで、自分の命を自分で守るために大切なことを学びました。
遠藤さんへの質問では、「つらい体験を話してくださるのはどんな気持ちからですか?」と質問が出ました。どのとき遠藤さんが、語り継いでいくことの大切さ、忘れないようにすることの大切さを話されました。子どもたちは遠藤さんが、今日、話してくださることの意味を感じたと思います。
那加三小の皆さんの前向きに学ぼうとする姿や、相手の心を感じ取って同じ気持ちになることができる優しさが、たくさん見つかる会でした。