校長先生の特別講義

 

6年生の教室で校長先生が話をしています。

黒板には、戦国武将が書状に記していた「花押」が書かれています。花押が何のためにあって、どのように使われていたかの特別講義です。

校長先生が黒板に書いた花押は、家康、信長、秀吉のものです。それぞれにどんな意味があるのか教えてくださいました。

信長と秀吉はそれぞれ漢字をモチーフに作られた花押だそうです。家康は縁起がよい「印相」を表しているそうです。花押は偽造されないように、自分だけが知っている書き順で書くとのこと、子どもたちも納得の様子でした。また、武将だけでなく、歴史の授業に出てきた人物の花押も紹介してくださいました。

子どもたちも、自分の花押づくりに挑戦です。自分の名前の一部をかたどったり、好きな漢字をモチーフにしたりして作っています。

自分の花押ができたら、友だちと見せ合っていました。どんな意味があるのか考えたり、かっこいい形にするためのアドバイスをしたり、楽しそうです。

校長先生は、歴史の資料にくわしく、古文書などの文書もたくさん目にしてきました。卒業を間近の6年生に特別講義で教科書では扱わない歴史の面白さを教えてくださいました。